心をつなぐ「お箸」

みなさんは、どんなお箸を使っていますか?
木のぬくもりを感じるもの、滑りにくく加工されたもの、旅先で買った思い出のお箸…
お箸は、私たちの暮らしの中に当たり前のようにあるけれど、じつはとても“繊細な道具”です。
2本がぴったりと寄り添いながら、食べ物を口まで運び、人と人との「いただきます」や「ごちそうさま」のやりとりに寄り添ってくれます。
そんなお箸に、私はカウンセリングと似たものを感じることがあります。
心のバランスをとること
カウンセリングでは、言葉のやりとりを通して、心の重さやゆがみをそっと整えていきます。
それはまるで、2本の細いお箸がバランスよく動いてこそ、はじめて上手に食べ物をつかめるように、
人の心も、対話という2本の「お箸」で支え合ってこそ、ほっとできる居場所が生まれていくのかもしれません。
やさしく、丁寧に向き合うこと
初めての料理をお箸で食べるとき、ちょっと慎重になりますよね。
うまくつかめなかったり、崩れてしまったり。
それでも、「落ちてもいいよ」「またつかめばいいよ」って、誰もが自然にそう思うものです。
カウンセリングでも同じです。
話が途中で止まっても、涙がこぼれても、怒りが湧いてきても、全部大丈夫。
ありのままの心に、そっとお箸のように、やさしく、丁寧に向き合っていく。
それが、心を癒す第一歩になるのです。
あたたかい時間を、食卓にも心にも
食卓での会話と、カウンセリングの時間はどこか似ています。
誰かと向き合いながら、自分の思いを口にすること。
相手の存在に耳を傾けながら、ひとときの安心を感じること。
「今日はどんな一日だった?」
「こんなことがあってね」
そんな何気ないやりとりも、心の栄養になります。
忙しい毎日の中で、心がちょっと疲れてしまったとき。
自分に、そして誰かに、やさしくお箸を添えるような気持ちで接してみてください。
きっと、心も少しずつ、整っていくはずです。
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